男のパパ活 男でもめっちゃ気持ちよくなる予感
シャワーもそこそこにおれはバスルームを出た。宮沢はちゃんと洗うと言って聞かなかったから放っておいた。あーあ、ビールもっと買っときゃ良かった。全然飲みたりひん。買いに行ったろかな。
あきら!ビール買ってくるわ!
うそ!!まだ飲むの?
欲しいねん!ダッシュで行ってくる、待っとけ。
わかったー。
反響した宮沢の声を最後まで聞かないうちにおれは半裸姿で玄関を飛び出した。しゃあない、このまま走ったろ。
流石に半裸でコンビニは不味かったか、店員が気まずそうにしていた。ごめんな。風呂上がりやねん。と言ったら、笑ってくれた。よしよし。
ダッシュで帰った。待たせたらあかん。街灯がついているとはいえ人気のないアスファルトを体重110帰路がドスドス駆け抜ける音で、近隣住民は飛び起きるかもしれない。こういう遊びは好きだ。
ただいま!汗びっしょりや!モッかい風呂入るわ。
タオルを持って玄関まで出てきてくれた宮沢をおれは両手で抱き上げ、風呂場まで移動し、入り口で下ろした。
まっとってや。すぐ出るから。
わかった。
ここにおってや。
え?
ここにおってや。頼むわ。
わ、わかった。
おれは短パンをズリ落としバスルームに入った。扉一枚隔てた向こう側の床に、一日はいた短パンとパンツとシャツを脱ぎ捨て。しかしこのボディソープめっちゃいい匂いするな。BIOTHERM覚えておこう。
よっしゃでた!ちゃんとまっとってくれたんやな。ありがとう。
うん。嬉しかった。
そか。嬉しいのはこれからやで。なあ、おれの体ちゃんと見てや。きれいに洗ったし、いい匂いしてると思うで。
宮沢はちょっと頬を赤らめ堀北になり、おれの体に一歩歩幅を進め、顔を胸真ん中に埋めやがった。ドキドキする。こういう、映画の中だけでしかせえへんようなことを、おれはしたことがなかった。
宮沢はおれの胸に顔を押し当て、ゆっくり息を吸ったり吐いたりして匂いを確かめているようだった。そういうことをされるだけで、おれの体はやばいくらい、めちゃくちゃ感じていた。おれは堀北の背中に腕を回した。
堀北はわずかに顔をずらし、するとちょうどくちびるがおれの乳首に当たるのがわかった。計算してやりやがったな。さすが本場仕込みや。おれは自分のでっかい体が勝手に痙攣するのに身を任せた。なんか知らんけどめちゃくちゃ気持ちい。誰かに身を任せるというのはこんなに気持ちの良いことだったのか。