男奥村の男のパパ活!

男奥村の成功のパパ活記録

男のパパ活 宮沢という男への興味

よく考えると、中学高校大学と、ラグビー漬けの生活をしてきたため、他の色んなことをすっ飛ばしたり、知らないまま学年だけがどんどん上がって行ったような気がする。友達のほとんどがラグビー繋がり。東大生の知り合いなんか、いるはずのない生活だった。


宮沢もまた、そんなおれが知り合うはずのない人間だった。宮沢が日本で通っていた中学高校は東京大学に毎年50人以上合格者を出す屈指の進学校、そして宮沢はハーバードやMITと並ぶ世界のトップレベルの大学を卒業している超秀才だ。どれくらい凄いかなど、おれごときにはわからんレベル。


その宮沢が、おれのことを羨ましいという。できるなら奥村という人間で生き直したいとまで言う、そこのところが一体全体何故なのかをおれは知りたいと思った。だからこうして宮沢と「付き合っている」。


最初は堀北真希に似ている宮沢の顔が気に入り、毎日一緒にいても苦痛じゃないどころか、むしろおれの方が毎日一緒にいたいという気持ちになっていた。ラグビー一色の生活をするうち、おれは誰かとこんなふうに濃厚に過ごすということをしたことがなかった。


他人の心の中の問題や事情に関わろうと思うことなど1回もなかった。だから木崎先輩が高校3年の時に誰と付き合っているとか、どういう関係なのか、とかいうことに関心すら持たなかった。我ながら結構「いびつ」な生活してたなと思う。