男奥村の男のパパ活!

男奥村の成功のパパ活記録

男のパパ活 瀬戸君からのお誘いメール

おれのパパ活最初の顧客、大学生の瀬戸君からメールが来た。ひと月ぶりにもう一度会いたい、もちろんお金は払うと律儀に伝えてくれた。あれからまだひと月しかたっていないことにおれは驚いた。時間の感覚がおかしくなっていた。これもコロナの仕業なのか。

 

 


しかし既におれには上客の戸山さんがいる。口約束とは言え、他の客との関係を絶ってくれと言われている以上、おれは約束を守りたい。どうせ見えないバレないからといって不義理な真似をするような男にはならないぞ。

 

ということでおれはその件を西田に説明し、瀬戸君にはおれの後輩の西田をまず堪能してくれと西田の裸の写真付きで返事をした。瀬戸君は即座に了承してくれた。何だよ。デカけりゃ誰でもいいのかよ。などと僻むほどおれは人間小さくない。瀬戸君には最新の奥村動画をプレゼントした。これでおれのことは忘れてくれ。西田もあのリビングで大量に漏らすことになるのだろうか。おれは覗き見したい衝動に駆られた。

 

戸山さんとは3日に1回のペースで会っている。そうは言ってもおれはほとんどの時間を25階の天空、つまりジャグジー付ルーフバルコニーでワインを飲みながらゴロゴロしているだけだ。戸山さんはでっかい窓ガラスの向こうで仕事をしながら、時々バルコニーに出てきてはおれの頭を撫でたり、ちょっとだけからだを触ったりする。これで200万円支払うという感覚が、おれにはまだじゅうぶん理解できなかった。

おれはパパ活を少々勘違いしていたかも知れない。金を払う者は、払われる者とエッチをしたがっているものとばかり思っていた。が、どうやらそうではないらしい。瀬戸君も千石のおっさんも、そして戸山さんも積極的にエッチしたいという意思表示をしなかった。それでも1回10万円20万円あるいはそれ以上支払うというのは、いったいどういうことなのだろう。