男のパパ活 西田デビュー初戦相手は真奈美!
早速おれは真奈美にメールした。今出会い系でやりとりしているのはおれの後輩だと。そして初心者なのでちょっと驚かせてやってくれとも。
これ有料だからね。
真奈美が言ってきた。
嘘だろ。金とんのかよ。
当たり前っしょ。私だって暇じゃなわけじゃないんだから。他ならぬ奥村の頼みだから聞いてるだけだからね。
だったら金とか言うなよ。
だったら食っちゃうわよ。いいのそれでも。
お、おう、、。
可哀想な西田。早くも童貞喪失か。ま、しゃあない。パパ活してりゃ遅かれ早かれそういうことになるのは当たり前っちゃ当たり前だ。
何も知らない西田は浮かれ顔だ。もう自分が高く売れたと思ってやがる。いいか資本主義はそんな甘くないぞ。それをおれが今から嫌というほど教えてやる。ここで学べ、西田。
いいか西田、相手がネカマだと思って舐めてかかるんじゃねえぞ。1枚2枚上手なネカマだっている。
どういうことっすか。
サクラとか美人局みたいな奴な。
まじっすか。ビビらせないでくださいよ。
アホか。そんなことでビビっとったらパパ活なんできひんわ、どんな手強い相手が出てくるかわからんから面白いんやろが。
ま、そうっすね。
お、意外とあっさりだな。
大丈夫っす。先輩でもできたんすからおれもできます!
え。
それどういうことや。ま、いいけど。こいつ普段から結構鼻っ柱強いからな。一回くらいは泣くほど怖い思いした方がええやろ。ってことでおれはそれ以上忠告するのはやめた。
ま一応、必ずこいつをつけていけ。例の超小型ヴォイスレコーダーGPS付。こいつさえつけていれば大体何とかなる。おれが一緒についてかなくて大丈夫だな。やれるな。
やれますよ!まかしといてください!金額は向こう任せで最後にもらうって感じでいいんすよね。
そうそう。千円札2枚くらい入れた財布を渡して、それに入れてもらい、中を確認せずに別れる。確認するのは別れた後だ。駅とか明るいところでな。身分証明書とかはここに置いておけ。
わかりました!