男のパパ活 おれは何でもするぞ!
何でもするって言ったのに二言はないっす!ただ初めてなんでやり方を教えてください!
やり方って。女の子とはしたことあるんだよね。
ありますよ、そりゃ。数は多くないっす。
だったら大丈夫。基本それと同じだから。
同じ、、だったら大丈夫っす。男も女もそう変わんないっすね。やれそうです。
面白いなあ。いい男の子捕まえた気がする。お礼は弾ませてもらうよ。
ありがとうございます!!いやあどうなることかと思ったけど、ジュンコさん綺麗すね!
うん。みんなに驚かれるけど、こんな僕があんな綺麗な女性と結婚できたのは僕がゲイだからなんだ。
どういうことっすか。
知りたい?
知りたいっすよそりゃ!!
じゃあ、エッチした後にゆっくり教えてあげる。
うわ。生殺しっすか。わかりました。おれこういう時シノゴノ言う男じゃないんで。
男らしいね。
そうっす!おれの取り柄は男らしさだけっすから。これでぐいぐい押すしかないと思ってるんで。
押されたいなあ。
押しますよ。ぐいぐい押します!
という経緯で、おれは風呂場に通された。社長は風呂から出たらそのまま寝室に来てくれと言った。
スッポンポンでいいんすよね。
奥村君がスッポンポンって言うとやらしいね。ドキドキする。
シャワーを浴びながら、なんだかおかしなことになっちゃってるなあと思いつつ、下が妙に敏感になっているのに気づいた。シャワーの湯にすら反応してやがる。どうなってるんだ。乳首も立ってやがる。
タオルで水滴を拭き取り、タオルは首にかけた状態でおれは廊下をのしのし歩いて社長の寝室に向かった。ジュンコさん出てこないかな。待てよ!!そうか!わかったぞ。おれが寝室の扉を開けた途端、そこにいるのは社長じゃない。ジュンコだ。やべえ、これは罠だ。で、社長がおれの妻に何をする!とか何とか言って警察を呼ぶってパターンか。くそお、やられた。どうする奥村。一応、超小型ヴォイスレコーダーGPS付は肌身離さずつけている。これまでの会話ももちろん全て録音すみだ。
何してるの。
後ろから声がした。ジュンコだ。
あ、すいません。部屋がわかんなくて、どこっすか。
左手が夫の寝室。右が私。奥村君、いい体しているね。骨太でがっしりして。私も好みだな。
え。そうなんすか。
こんなこと言ったら主人に怒られちゃう。さ、行って。
わかりました!!
おれは左手の扉を開けた。
迷子になっちゃいましたよ。したらジュンコさんに先にスッポンポン見られちゃいました。申し訳ないっす。客は社長なのに。
奥村君、、。君って子は、、
なんすか。まさか、ただのラグビー部じゃないとか言わないっすよね。
なっ、何でわかったの。そう言おうとした。確かにそう言おうとしたよ。読心術もやるの?
違いますよ。もう3回目か4回目っす。そう言われるの。なんか毎回言われてるような気がします。出会い系であった人に。
なるほど。そうか。そうだよ、奥村君、確かに体格はいいし男らしいからいかにもラグビー部!って感じだけど、口から出てくる言葉が時々、なんていうか、繊細というか、気が利きすぎてるというか、、。
それがおれです!ラグビー部にもいろいろいるんすよ。おれ恥知らずですけど、新しいこととか、新しい経験とか、大好きです。だから今もうちょっとモゾモゾしてる感じっす。
あっ!!勃って、、る、、
すね。なんか、期待しちゃってるのかも知んないです。何せ初めてなんで。
奥村君、、。どうしよう。好きになってしまいそうだ。いや、もう好きかも。
くそ。こういう時、なんて言えばいいんだ。おれはとっさに返す言葉に困った。おれも好きになりそうです、とは言えない。それは嘘だ。嘘はつきたくない。
社長。おれは、自分が社長を好きになるかどうかとかは、わかんないっす。でも、一生懸命やるし、気持ちに答えたいっす。
おれは、服を着たままの社長を軽く抱きしめてみた。女の子にするように、と言ったら語弊があるかもしれないが、あまり力を入れずに抱いてみた。そうしたほうがいいと思った。