男奥村の男のパパ活!

男奥村の成功のパパ活記録

男のパパ活 パパ活に潜む欠点

真奈美との一件で、出会い系アプリで「知らない誰かと会う」ことには多少のリスクが伴うことと、そのためのリスクヘッジが欠かせないことを、おれは知った。そして、ひとりひとり会うことに要する手間隙を考えると、仮にひとりから10万円20万円貰っても、割りに合わないというか、コスパが悪いことにも気づいた。やはり山口先輩の言うように、動画を撮影しネット上でそれを買ってもらうほうが明らかに楽だし効率もいい。外国人の客も見込める。その上で、つまり予め動画でおれを見てもらった上で、特に高額を支払う意思表示をしてくれた顧客だけと会う方が理にかなっていると、おれは方針を変更することにした。


真奈美を呼び出し、山口先輩のスタジオで撮影することにしたおれは、今後自分の手で絶対出さないことを誓った。と言うのも、真奈美によると、売れる動画に絶対必要なのは「大量の精子をぶっ放す男」らしいからである。なるほど。わからんでもない。


山口先輩のアダルトムービー制作会社はネット上にシナリオライターを多数抱えていて、こっちが大筋を投げると、あっという間にシナリオがメールで送られてくるというすげえシステムになっていた。しかも一つのテーマで色んなストーリーが送られてくる。ここまでやっているアダルトビデオ会社は世界でも山口先輩の会社だけだろう。